三重県5日目、峠×トンネル×峠


昨晩も夜は冷えきっていて寒さで起きる度に外に出て、池に引きずりこれているテントを引っ張っていた。

花粉症で鼻づまりがひどくなりこれ以上は寝れないだろうと思い、深夜の2時半に起床。私にとってこの時間は、朝なのか夜なのかわからない。

吐く息が白い、

まずは体を温めようとガスバーナーを取り出し白湯を作って一服する。

テントの撤収作業と共にトースターを昨晩と同じ要領で作る。

いつも野宿をしたあとは二度としたくないと思ってしまい、今回はそれが顕著に出た。次回は野宿をしたら寒くて大変なことになると思い、漫画喫茶に泊まることを決意する。

深夜の公園で1人スマホで検索をしまくるが今日行ける距離に漫画喫茶がない。松坂市とかに戻ればあるのだが戻ったら旅がいつまでたっても終わることができない。知らぬ間に陸の孤島にいたことに気づく。思考を変えて、宿で検索をしたところ遠くだけどもよさげの民宿が見つかる。

小さな宿 Nieche』っという宿なのだが、1人3,000円で宿泊することができる。しかし、現在泊まっている五十鈴公園から167キロ離れていた。

今までの経験上1日80キロ走ればいい方であった。それは夕方には宿を探したりテントの設営をしてるためだと思い、夜まで走ったら167キロは行けるだろうと思い、カード決済をする。

このときの私はいち早く野宿生活を脱出したいと藁にもすがる思いで動いていました。

目的地にも決まったことなので4時過ぎに公園を後にする。

今日は休んでなどいられない。そう思って進み続けた。

終わりのない峠

坂を登って、トンネルを通り、坂を下る。集落を少し走りまた坂を登る。そんなことを繰り返していた。

私は坂よりもトンネルが苦手で、トンネルって歩道は狭いし、筒上なので風も強いです。追い越し車が来る度に自転車をとめ端に避ける。それだけでも疲れてくる。

~坂で休憩中~

途中でトラック乗りの男性と少し話してから、また黙々と坂を登り続ける。

この坂を登る最中で、水道水が入っているペットボトルにキャンディを一個いれて特製ジュースを作って飲むという節約術をやっていた。

~遠くに見える海がキラキラ光っていた~

お昼には、紀北町というところについた、それまでの道のりは想像以上に田舎でコンビニが数件ある程度であとは民家のみであった。

食べ物と飲み物が何でもいいから欲しかった。辺りを散策すると『長島ショッピー』というスーパーを見つけてそこで味噌カツ弁当を食べた。

~小さなスーパーにあった弁当~

それと1.5リットルのファンタグレープを買い、自転車についている500mlのペットボトル2つに補充する。この時点で今日の目標の半分もいっていなくて気合いを再度いれた。

そして、また走り始める。紀北町っていうのがすごく長くて看板を見るのも嫌であった。

何回か峠を越えて、尾鷲市【おわせし】に突入。ここは比較的栄えていて、マックやイオンなど馴染みのあるチェーン店が多かった。ここに漫画喫茶があればもう骨を埋めたい気持ちであったが見当たらない。

予約もあるので渋々街を後にする。その後の峠が一番ひどかった。登っても登ってもまだ坂になっていた。

日が暮れ始め太陽が山にかかり始める

夜が来たら完全にアウトになる。車もそこまで走ってないし、外灯などもない。ガードレールから落ちれば谷底に一直線のレインボーコースなのである。民宿の予約を21時にしていたが間に合わないと思い22時にしてもらう。

~日が暮れ始めているのにまだ山のなか~

やっとのことで坂を登ったら今度は2キロにも続くトンネル。

まだ目的地には60キロ以上残っていて、その道も山道である場合もう進むのは危険だと感じ宿にキャンセルの電話をいれる。キャンセル料は100%であったが来年の親戚の子供へのお年玉も100円にすればいいと思っていた。

宿に電話をしたら日にちをずらすだけならキャンセル料はかからないと教えてもらい、明日泊まることを約束。

これで今日の移動に目的地がなくなったわけだが、こんな高地でテントを張ったら昨日よりも冷えて今度こそなにか起こると思い、取り合えず山を降りなくてはならなかった。

山の降りも長く、太陽が落ちた山の風は冷たい。

耐えに耐えて山を下りきったら、車が結構走っていて街に着いたんだとおもい安心できた。

街にはいるとすぐにネオンの光でホテルの誘導があった。玄関などを見るとシャンデリアがあったり見るからに高そうなホテルであったが電話で泊まれるか聞いてみる。満室ということで断られる。。

近くにコインランドリーがあったのでそのなかで一夜を越そうかとも思って周りを見渡すと、電光掲示板にビジネスホテルお一人様3,000円と流れており、そのあとに電話番号が書いてあった。

安いしここにする!!っと思い、電話をする。

電話に出たのはおばあちゃんで一部屋空いていたので泊まれることに。

ホテルにいってみると完全に民宿である。しかも、田舎のおばあちゃんの家って感じの古びたところであった。

取り合えず荷物をすべて自転車から下ろし料金を払う。

支配人?は70代くらいに見えるおばあちゃんであった。おばあちゃんに案内され二階の部屋へと向かう。2人とも膝にダメージが来ているようでヒーヒーいいながら登る。(名古屋くらいから膝が痛く階段を降りるのもきついくらいであった。)

~民宿の部屋~

イメージしていたビジネスホテルとは違った。(建家を見た時点でわかってはいたが、)トイレに至っては和式トイレであった。

ボイラーの調子が悪くてね-っとおばあちゃんがいいながらお風呂にお湯をためてくれる。どうやら少しコツがいるらしい。

お湯をため始めるとおばあちゃんはソファに座り、私は座る場所がなくなったので床に座る。

どこから来たのか?明日はどっちに行くのか?などを二人で話した。

峠を越してきたことを言うと大したもんだと言っていた。(走っていても歩行者は誰一人としてあわなかったから、峠を越す人はあまりいないのだと思う。)

お風呂に入ってベットに横になる。久々の毛布が気持ちよくてブログの更新や夕御飯はあとにして眠りについた。

~本日の高度を計ったもの、峠だらけ~

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