新潟県6日目、佐渡について考える


不安な1日が始まる…139日目。7月22日。

登場人物

<味方サイド>

さいちゃん:ネッ友。佐渡島在住で駆け込み寺的な存在。

<教団サイド>

Kさん:下記の2人より年上で30代くらい?コンビニで話しかけてきてくれて色々と親切にしてくれる。

Tくん:20代の男性。昨晩アパートに泊めてくれる。現在同居中。

Nさん:20代の女性。今日はあんま出てこない。

6時20分起床

部屋のなかで寝れたので特に不満もなく寝れた。

自然と6時20分に起きた。6時半頃にKさんから連絡があると思うので一応その前に身支度だけしといておいた。

ここTくんのアパートはまだ引っ越ししたばかりで殺風景な部屋であった。

泊まらしてもらった部屋のタンスが空いていて本が山積みになっている。

ふと、見てみると、この本であった。。


朝からなんかすごい物を見てしまった気がする。

6時半になるとKさんから連絡が来て朝の念仏が7時から始まるから6時50分までに昨日の会館に来てくれっという内容だった。

私は朝に結構時間をとるタイプで頑張りますとだけ伝えて電話を切った。

Tくんのアパートは幸いにもトイレットペーパーが切れていた。

なので、それを口実にして近くのコンビニへ出た。

それで遅刻をしていけばいいと思っていた。

コンビニのトイレから出てみるとKさんの車がコンビニに停まっていて呼ばれる、、

こうして今日も無事7時前に会館に行けた。

勤行会

この7時から始まる会は勤行会というらしい。

会館の2階では既に信者さんが集まっており、16ビートの木魚の音がする中、なんみょーほーれんげーきょーっとずっと唱えている。

朝なのに私たち含めて15人はいたと思う。
必死にお祈りしているその姿は宗教と関わりのない生活をしていた私にとっては怖い光景にも思えた。

そして、7時になり昨晩も前で念仏を唱えたリーダー格っぽい女性が来て、勤行会が始まった。

内容としては昨晩と大体同じで少し長いバージョンといった感じである。

朝から、

なんみょーほーれんげーきょー。なんみょーほーれんげーきょー。なんみょーほーれんげーきょー。なんみょーほーれんげーきょー。………

なんみょーほーれんげーきょー。…なんみょー……

約30分で勤行会を終えた。これからの予定ではKさんの車で自転車が置いてあるコンビニまで20分かけていく予定であった。

経験上、勧誘があるとしたら別れ際が危ない気がしていたので、駆け込み寺のさいちゃんに連絡をしていて8時にそのコンビニで落ち合うことにしてもらっていた。

そうすれば、急がせることも出来るしキッパリ別れることが出来るであろうと思ったからである。

そして、Kさんと車で2人でコンビニへ向かう。

勧誘があるとめんどくさいので、佐渡の事を質問攻めにして話題をそちらにしないように気を付けていた。

そして、何事もなくコンビニに着いた。意外にもあっさりと帰った所は驚いた。

さいちゃんにもお礼を言って別れた。

葛藤

今日は天気が悪くポツポツと雨が降るときがある。

コンビニでうたた寝をしながらどうするか考えていた。
このまま佐渡を一周するか、フェリーで本土に戻るか。

佐渡を一周するパターンはNさんと会う確率が高くなる。

彼女は観光地のガイドをしているそうで思いっきりルートにある観光地であるからである。

私自身、宗教を信仰している人を ひとまとめにして信仰している人は怖い、ヤバイ人間だ!っと思うつもりは毛頭ないです。

ただ、朝の勤行会が終わったときに、NさんからLINEが来て、彼女ら(彼等)の信仰の深さはまだまだ慣れない所があった。

なので、島を出ることにした。

トキの森公園

島を一周するルートを諦め、ショートカットして港へ向かう。

そして最後に『トキの森公園』へ寄った。

ここには、トキの資料館や人工飼育されているトキを見ることが出来る。

朱鷺とは、学名で『Nipponia nippon』と命名されております。

私が佐渡に興味を持ったのはここからでした。
ニッポンという名前がつけられた鳥が最期にいた場所が佐渡で、動物から見た日本だった最後の場所であったのかなぁ?と思ったからです。

そんなことを思いながら公園へ行きました。

資料館で色々と学ぶことが出来ます。

朱鷺は昔の日本にはどこにでもいる、ありふれた鳥であったこと。

文明開化などにより田んぼの減少や、エサの減少、綺麗な羽を目的とした乱獲。

そう言った理由が原因で数がどんどん減っていったそうです。

そんな中、佐渡では朱鷺を守ろうとする人達が多かったとのこと。

宇治金太郎さんという地元の愛鳥家などの活動により守られていたそうです。

しかし、減少は止められず自然界の朱鷺を保護することとなり、宇治金太郎さんも可愛がっていた野生の朱鷺を苦汁の決断で捕まえました。

それが、日本最後の朱鷺、キンです。(キンの名前は宇治金太郎さんから来ていたのですね。)


朱鷺は田んぼを荒らす鳥としても迷惑がられていたそうですが、それでもこの島では守ろうとしていた人々が多かったことに感銘を受けました。
今も残る田園と人々の親切さ、それが佐渡の魅力なのではないかなぁと思いました。

(宗教の方も親切と言えば親切だし。)

ちなみに、公園内では飼育されている朱鷺を見ることが出来ます。

マジックミラー越しに見るのですがこの日は運がいいらしくて、近くでみれて興奮しました。

新潟本土へ

トキの森公園の観光を終えて、両津港から新潟市にフェリーで行った。

雑魚寝ができるスペースがありがたい。

そして、新潟市に到着!

ほんと、佐渡とは大違いの都会である。
佐渡で産まれて初めて新潟市に来た子供とかは腰を抜かすのではないのかな?というくらい世界が変わる。

今日はもう疲れた。

漫画喫茶で眠ることにした。


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“新潟県6日目、佐渡について考える” への2件の返信

  1. 佐渡は日蓮が幽閉されてたから、日蓮宗やその分岐は多いでしょうね(´×ω×`)
    なんにせよ、洗脳されずに本土に戻れてよかったね(◡‿◡ฺ✿)

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