広島県2nd.2日目、命のリレー【大和ミュージアム】


自転車ありフェリーありレッカーありの45日目。

いつも漫画喫茶というと、快活clubというのを利用していたが昨晩はコミックバスターに初めて入った。

この店舗のみだと思うが5時間以上利用したお客に同じビルの銭湯が無料で入れるチケットをくれる。

今日は自転車の修理完了をお昼まで待たないとならないし折角なので朝一番の7時に入ってきた。

いままでの中で一番「昔ながらの銭湯」という感じであった。朝なので常連の方が多かったと思う。背中に鯉の絵が書かれた方が印象的であった。また、脱衣場にあるトレーニングマシンを全裸でしている方などもいた。
怖いわ!湯船なんかに浸かれるわけがない。シャワーを浴びて早々と出た。

大和ミュージアムへ

自転車修理までの時間を潰すために徒歩圏内にある『大和ミュージアム』へ行く。

ここ呉市【くれし】は造船で有名であり、大和を作った場所でもある。

ペリー来航から始まり、日本の軍国化、戦争敗北までの間で呉海軍工廠(海軍の工場の意味)の歴史が綴られています。

一番興味深かったのは、回天(人間を乗せた魚雷、特攻兵器)に搭乗を決意した方の家族に対する手紙であった。その内容としては、、

最初は「幼かった頃に四季折々の思い出が綴られ、楽しかったなぁ、いつまでも続いてほしい。」っという文面から始まります。
しかし、「家族の一員である前に日本人であるということを忘れてはならない。自分の血の中にはご先祖様やそのご先祖様から受け継がれた息吹が脈打っている。」っと。「おやじの、おじいさんの、ひいおじいさんの血が叫ぶ。血が叫ぶ。」っと続きます。そして最後は「永遠に栄えあれ祖国日本、元気で征きます。」という終わりになっています。

~全文です~

これを読む前は特攻兵器に入った方々の心情というのがイマイチ理解できなかったです。自分の命よりも重視するものがあるのかな?っと疑問に思っていました。

しかし、この文を読んで少しピントが合った感覚に囚われました。この方々達は「自分の生きたい」っという感情よりも、自分の中に脈々と受け継がれている日本の血(文化)を守ろうとしたんだなっと思うようになりました。自分の命と日本の命を天秤にかけた時に日本をとったということなのかなぁっと思いました。
これは物凄く尊いことだと思いますし、今を生きてる私はその気持ち大切にしないといけないと思います。最初は理解できなかった行動でしたが、本土が空襲で焼かれ故郷がなくなる怖さを想像すると特攻を志願した学生の気持ちも少しだけわかるようになりました。先の方々は未来のために血を流し守ってきた文化を日本を大切にしようと思わせてくれます。

お昼はミュージアムの近くのレストランで海軍カレーを食べたかったので、これを注文。

~潜水艦カレー、1,050円~

感想は割愛となります。辛かった。

自転車を受け取りに

電話で確認したところ修理が終わってるとのことであったので、今度は電車で移動する。

呉駅のホームの音楽は『戦艦ヤマトのテーマ』であった。自転車屋で自転車を受け取り、行き先は進めるだけ進む。

キムラさんとの再会

いい宿泊先が無く漫画喫茶にでも泊まろうかなぁっと思っていると香川県で同じ場所にキャンプをしたキムラさんからLINEが来る。丁度広島市内らしい。なので同じ宿泊先に泊まることとなる

そして、この旅2回目のドミトリータイプの宿、『ホステル マリカ』に着く。1泊2,500円(朝食つき)なのに広くて綺麗!

~共同スペース~

驚くことに自由に食べていいものまであった。このチータラはすべて自分がこの後に食べることとなる。

~バナナ、コーヒー、チータラ~

バイカーの集い

夜はキムラさんと近くの広島焼き屋さんに行った。キムラさんと話をしていると同じカウンター席でバイクについて語っている女性がいた。ドリフトについて語っていてRがなんとかだがZがなんとかだの言っていたような気がした。

キムラさんもバイカーなので興味があるらしくその女性の話しに加わった。自分は無知なので相づちを打つくらいで

、「エンジンを吹かしてオイルを綺麗にしないと!」とか「自分の体は治るけどバイクは直らないから自分より大切なんです!」とかっといった会話をしていた記憶がある。その女性は自分と歳も近そうなのに走り屋であった。山では『黒の◯魔』と呼ばれていたらしい。今は、本気で走ったら自分が死んでしまって愛車の面倒を見てくれる人がいなくなるから抑えているらしい。

自分の愛車に対する愛着はすごく、事故をした際も自分の太股の肉が少し無くなって肋骨が折れたけどバイクが無事で良かったなどと言っている様は2つ名の通りであった。

見習いたいとそこだけは感じていた。あとの所は参考にできなく山下りをブレーキなしでコーナーを攻める走りも、公道で190キロ出しちゃう走りも今後一切しないであろう。

安宿に帰ってまたキムラさんと少しだけ飲み眠りにつくのであった。

“広島県2nd.2日目、命のリレー【大和ミュージアム】” への6件の返信

  1. 大島って所が回天の舞台になってるマンガを読んだぞ。
    九州の知覧も博物館あるが、色んな感情がグルグル回って辛くなるが、勉強にもなる。

    1. 戦時中と現在では祖国に対する想いのギャップが違って勉強になるね。
      延いては自分の人生を大切にしたり、自然を大切にしようと思えるようになるよ

  2. 戦争を経験したからこそ、大切にするもの、という定義が変わったのだと思います
    と、まじめに答えてしまったまこりんは、明日ジェルザーク1に初挑戦してみます(^^)

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