和歌山3日目、雷とか色々な恐怖


自転車旅12日目。

キャンプ場での睡眠は寒かったが精神的には、仲間がいることでの安心感があった。

ここ潮岬キャンプ場は太平洋を一望できるスポットであるので、日の出を見るために5時半に起床。6時頃から日の出なので缶コーヒーを買って高台に登って日の出を待っていた。

陸側では、厚い雲に覆われていて遠くで雷鳴が轟いていたが、幸いにも海側は雲の切れ目もあり運が良かったら日の出を拝められるかもしれない。

軽く写真を撮っていたら、他にも1人高台に来る。この頃から雨がポツポツと降ってきていて、あと10分くらいかなぁとか思っていたらどしゃ降りに変わった。

高台の下に雨がしのげるスペースがあったのでそこに避難すると、もう1人のカメラマンと会う。なんとあのフランス人さんであった。軽く挨拶をして待っていたが、強風も吹き荒れてきてテントが危ないと思い、キャンプ場へ急ぐ。

テントの中に避難をしたが強風でひっくり返しそうとしてきているので、テントの端を押さえながら雨風が止むのを待つ。

30分位したら風もおだやかになり一安心して、もう一度寝ようとしていたら、今度は雷が酷くなってくる。

暫くは無視をしていたが、段々と雷は近くなってきていて、よくよく考えるとここは周りよりも高い場所にあり、木もある。

辺りに落雷しても地面で寝ている私達にも感電のリスクがあると感じ恐怖を感じ、急いでライダーハウスの小屋に逃げ、中で休ませてもらう。逃げる最中にフランス人さんのテントを見たが撤収してあった。ほんとうまいフランス人である。

昨日のおじさんが出てきて、朝御飯を頂くことになる。特製のご飯は寒天を入れてきてカロリー減らしている。特製の味噌汁はタニタの減塩味噌を使っているから多く使っても塩辛くならない。などなど。おじさんと2人で朝御飯を食べたのだが、おじさんの家族の話や、なんやかんやおじさんの教えなどを聞いてて1時間以上が過ぎたと思う。

~おじさん特製朝御飯!~

外の天気もだいぶ回復していたのでおじさんにお礼をいいキャンプ場に戻った。

!?

一瞬自分のテントがないと思った。

~アクシデント発生中~

これまじどうなってんの!?

テントの中もひっくり返ってた。

少しの浸水とかりんとうがこぼれていてベトベトになっている悲惨な状況だった。幸いにも寝袋は少ししか濡れていなくて良かった。

その後、干している間にキャンプ場近くの観光タワーという所に向かう。入場料の300円はかかるのだが、本州最南端の証明書?みたいのをくれる。

~厚手でいい紙使ってる~

エレベーターで7階まであがり景色を見渡すと、

~観光タワーからの一枚~

なるほど、いい景色である。これならばきつい坂を登ったことも、雷に怯えたことも清算出来そうである。

和歌山の南部は42号線と電車の路線1本が平行して走っているだけなので、今日も42号を走る。

途中で海中公園もありましたょ。

~遠くに海中公園が~

お金と時間節約のためスルー。今日の目標はまずは温泉にでも入ろうかと思っていた。温泉博士に載っている、『ホテルベルヴェデーレ』というところの露天風呂である。

40キロ程度なので軽く行けるだろうと思っていたが、坂のアップダウンが激しい。

途中の道の駅でさんま寿司を食べて、なかなかこれがスッキリした味で美味しかった。

~さんま寿司600円~

目的のホテルは景色が見やすいように坂の上にあり、そこの近くに公園もあったからそこで泊まろうと考えていた。

しかし、公園は営業時間が決まっているタイプで17時過ぎると門が閉まる感じだった。これは無理かなぁと諦め、温泉の方に向かう。

温泉の受付で温泉博士を見せたのだが、土日は対応外とのことだった。

移動中うすうす土曜だけど大丈夫かなぁと思っていたが、確認しない方が悪いので渋々800円だして温泉にはいる。

露天風呂が凄くて、太平洋を一望できる眺めであった。

このホテルはブルジョワクラスのホテルっぽくてハンモックやシャンデリアなどなど高そうなイメージだった。

~こういうところで昼寝をしてみたい~

今日も満室のようで泊まることができない。温泉利用者は22時まではロビーとかも使っていいそうなので、少しロビーでゆったりしていた。今後の事も考えていた。どこで夜を明かそうか、、

22時までゆっくりしててそれから朝まで移動するって言うので考えていたが、よくよく考えると街灯などもない道だったので、すこぶる怖くなるだろうと思い、まだ人が起きている今に動こうと決心し出発をする。

19時からホテルを出発したのだが、超絶暗く、明かりは自分のライトの明かりだけであった。暗い海岸線も、トンネルも、森の中も怖すぎる。

時々来る車の光に安堵し、原付の場合はフルパワーを出してなるべく並走しようと頑張った。

草影でゴソゴソ音がしたり、赤い布を被ったお地蔵さんを発見してびびったり、かなり神経質になっていたとおもう。

15キロほど走り、明るい道の駅やマンションがあるところまで着いたときは本当に安心できた。人が近くで生活をしていると感じられるだけでよかった。

そこは、椿という地名らしいそこの道の駅で泊まることにする。

21時を過ぎていて営業時間が終わっていたので建物内の人には許可はとれなかったが、もう動きたくなかった。

キャンピングカーも多く止まっていて、まだ人の動きが多く、もう少し落ち着いてからテントを貼ろうとスマホをいじっていたら、キャンピングカーのおじさんに声をかけられる。

そのおじさんは旅好きで、奥さまとキャンピングカーで旅行中であった。日本も三周はしたと言っていた。

温厚そうですごく人が良さそうな方であった。

その人のキャンピングカーの後ろでテントを張り、寝ることにする。

~キャンピングカーは歯止めがあるから大丈夫です~

テントの中で丸まってても聞こえる、人が歩く音や、ファンの音?などが心地よく感じた。

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