自転車、日本一周の旅10日目。
やはり宿は眠りの質がちがう。
もっと寝ていたいと思ってしまう。
6時半に布団から出て朝シャワーを浴びようと蛇口を回す。しかし、いっこうにお湯が出てこない。ボイラーが止まっているんだなぁと思い大屋さんに連絡をしてつけてもらう。
チェックアウトの9時までのんびり食パンを食べたりなどしていた。
大屋さんのおばあちゃんに礼を言って『ここにお住まいなんですか?』と聞いたところから栓をきったかのようにおばあちゃんが喋り始める。
この宿は14歳の時からやっていて今年で83歳であること。(築70年近く建っているに相応しい建屋であった。)
おばあちゃんの子供のことや、民宿の大変さなどを教わった。結局30分くらいは話していた。
~窓から見えてるのは木のモニュメントですょ!~
今日は足の痛みが朝から酷くて左足を引きずりながら宿をあとにして、近くにある『鬼ケ城』に向かう。
~鬼ケ城~
地震による隆起と海風による侵食で岩がえぐられたような形になっている。
もうとにかく足が痛くて階段はやめてくれっと思っていた。
~鬼ケ城②~
岸壁に足場があり、かなり進めるようになっていた。しかし、体調によりこれ以上は1歩も前に出なかった。
~鬼ケ城③~
朝にパンを食べたのだがお腹が減ってきていたので、すき家で牛丼を食べる。
そのすき家の目の前には、『獅子岩』と言うものがあり、それがこちら。
~獅子岩~
後ろに鬼ケ城が写っているのだがこの2つの場所はとても近い。
こういうスポットは1枚写真を撮れば終われるのですごくお得である。
そして、また42号線をいく。少しいくと世界遺産『花窟神社(はないわやじんじゃ)』の文字が。道沿いでもあるので行ってみることに。
日本最古の神社で古事記にも登場するそうです。御神体がこの岩らしいです。
取り合えず、足の痛みを取って欲しいと願ってから後にする。
神に祈るよりも専門家に頼んだ方が効果的であると思い、整形外科を探す。
良さげな整形外科を和歌山県で見つけたのでそこを目指す。
途中で、熊野古道の案内も出ていて、すごく行きたかった。このために海岸線を進んでいたこともあったので。しかし、熊野古道は間違いなく山道である階段もあるだろう。そう考えると、足を運ぶことさえ出来なかった。
道の駅『七里御浜』でソフトクリーム休憩。
一年中みかんが採れるそうです。
そして、また進んでいくと県境!
三重編は6日にも渡り長かった。三重は四日市や津などの工業が栄えている場所、紀北町などの山のなかの港町みたいな風景、南部には熊野古道などの世界遺産を中心に栄えている街、色々な場所に行けた思い入れのある県になった。
和歌山県のくろだ整形という所に着く。
診断所に行くにも舗装されていない道で、ひっそりとたたずむ建物であった。
早速、施術してもらう。左足に振動する装置?をつけてブルブルしたり、ハンマーっぽいので叩かれたり。
恐らく一時間くらいはそのようなことを行って足の痛みをとることができた。
体の歪みが間接部に出てくるとのことであった。
体全体も見てくれて、鼻が歪んでいるそうで真っ直ぐにしてもらう、プチ整形もできた。
そして、今日の宿泊先である太地町にある『小さな宿Nieche』に着く。
一階がカフェになっていて二階が民宿。
カフェはものすごくお洒落でジャズが軽快に流れている。
宿泊部屋もぬくもりがあるイメージで作られていてコスパが最高だと思う。(一泊3,000円~)
御夕飯は買っていないので、フリードリンクの紅茶を飲みまくり我慢することにする。
この太地町は色々と興味深そうな町なので明日の観光が楽しみである。
su_box title=”今日のソフトクリーム” style=”bubbles” box_color=”#b5c1f4″ title_color=”#1119af” radius=”5″]七里御浜のみかんソフトクリーム[/su_box]
味はみかんジュースそのもの!スッキリ爽やかな味で夏にはぴったりなのかもしれない。私としては甘くて濃厚な方が好きなので
オススメ度:★★☆☆☆