山口県4日目、行幸記録【門司港】


結構ペースが遅いと言われる旅、49日目。4月22日月曜日。

7時起床

すごい寝た気がする。テントの中で食パンを食べて準備をする。

関門トンネルへ

今日は九州に入る予定であった。本州と九州を結ぶトンネルが『関門トンネル』である。まずはここを目指して進む。

途中でスマホが鳴る。前に勤めていた会社の鈴木さんという方からであった。

北九州に来た際は連絡をしてほしいとの旨であった。電話してみると今日のホテルとお夕飯を用意してくれるとの事であった。すごく驚いたがお言葉に甘えさせて頂くことにした。

北九州はあまりいい噂を聞かないので少し心配はしていたがホテルに泊まれるのでならば大安定である。

寝処やお夕飯の時間が決まり距離的にも余裕があるので観光する余裕も生まれながら進めた。下関側(本州側)の開門トンネルに到着する。

~関門トンネル、下関側~
歩いて渡れるようになっていてトンネル内を歩いて福岡県に到着する。

~県境~トンネル内は程よく空調が効いていて歩きやすい。(ランニングをしている人もいるくらい)

九州へ

そして、九州側の門司【もじ】に着く。1キロくらいで着いてしまうのが驚きである。

~奥に見えるのが本州~門司港周辺はレトロ街という観光地になっていて人で賑わっていた。

~レトロ街~お腹も空いてきたので門司港発祥の食べ物『焼きカレー』を食べる。

~焼きカレー~カレーライスをプレートに乗せて、卵とチーズを上に乗せる料理である。

プレートが熱いのでチーズのとろけ具合が長続きして美味しいです。近くを散策しているとブルーウィングという、はね橋を見つける。

丁度ブルーウィングが今から跳ね上がるという放送が流れていた。

~最初、歩行者専用の橋です~

~片方がつり上がる~

~もう片方もつり上がる~
~終わりかと思いきや、さらに開く~

ブルーウィングを見たあとは移動しようかと思ったが近くで紙芝居をやっていて『巌流島の戦い』の内容であった。

巌流島に行くかどうか迷っていてまずは勉強してみようと思い、自主的に座り100円払う。それで、水飴とカタヌキを食べながら紙芝居を聞くシステムである。

まずカタヌキとは、初めて知ったのだが、澱粉や砂糖、ゼラチン、香料を混ぜたお菓子らしいです。

~出典:promptreport.com~

これを昔は抜き取ると景品などがもらえたらしいです。(普通に煎餅みたいに食べましたが)紙芝居のおじさんは行く方々に声をかけて呼び込んでいる。

日陰で休んでいかないー?』『5分だけ話し聞かんかー?』等々、、日陰で休んでいかないか?の謳い文句にやられ学生さんらしい2人が座る。そして、座ってから100円の料金の説明をする。

なかなかのアグレッシブスタイルであった。座ってから立てる日本人は早々いないと思う。そして、そんな勧誘が15分続き、5分の話を聞くだけでどんだけ溜めるのだと思っていた。

そして、やっと始まるのであった。紙芝居を喋っている最中も行き交う人々の勧誘を休めずに行っていた。

繁忙期には1日約300人紙芝居を聞いたとの事であった。その内被害者は280人くらいであろう…そんな事を心の奥底の底で思っていた。

紙芝居の内容としても挿し絵が佐々木小次郎と宮本武蔵が同年代っぽく書かれていた点が気になっていた。

諸説ありますが、宮本武蔵は20歳前後で佐々木小次郎は色々な憶測がありますが40代や60代だったという説があるくらいです。(巌流島の戦い自体の年代も定かではないらしいです。)若者がおじさんを木でボコボコにしちゃう話だと私は思っております。

また宮本武蔵の待ち合わせの時間から 3時間わざと遅れていき相手を苛立たせる戦法も改めて思うと、なかなかの人外な戦法であります。この手段を選ばないやり口が淡々と引き継がれ今日の紙芝居の勧誘に繋がっているんだと思わせてくれる様な歴史を感じるすごいクオリティがありました。

ホテルへ

門司港も歴史好きならば目が輝くのかもしれませんが、愚昧な私には興味がわかないので後にした。

鈴木さんから連絡があり、ホテルの情報を頂いた。観光も終わったのでホテルに向かう

~ビジネスホテル!~

ロビーで『予約したみずきですが-。(予約すらしていない)』というと

仰せつかっております。駐輪場はわかったでしょうか?』っと聞かれた。自転車で来たなんて言ってもなかったので鈴木さんが予約の時に言っておいてくれたのだと思った。

手続きを終え、『ごゆっくりお過ごし下さい。』と言われた、、、

何なんですか…これは……ここだけ見てたらチャールズ皇太子が門司港を訪問に来た内容と勘違いされてしまいそうな優遇っぷりであった。

晩餐会

夕御飯の時間になったら、ホテルにわざわざ迎えに来ていただいて案内されたのが、『ホルモンちゃんスケ』という店であった。

ここで、鈴木さんと知人含む4人(私含む)で飲み食いをした。

九州は肉が美味しいらしく確かにどれも美味しかった

~厚切りタン~

そして、生肉を食べる文化もあり今回は『飲めるロース』というメニューがあり生でも食べられるというものである。鮮度が確かでないと食べれない代物である。

~飲めるロース~

軽く火に炙って食べたが柔らかく食べやすい肉であった。

お肉だけでお腹がいっぱいになった大満足な日できた。夕飯代も鈴木さん達に出していただいて感無量であった。

ホテルに戻る際も鈴木さんからまさかの軍資金も頂いてしまったりして、ものすご-く至れり尽くせな1日であった。

今日のソフトクリーム
門司港、レトロ街、チョコバナナソフト350円

オススメ度:★★★★★

ミックスソフトクリームをうまく使ったソフト。この発想に感銘を受けませんか!?味と想像通りでチョコバナナ!ミックスソフトは食べる箇所で味が変わるのもいいですね。

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