岩手県5日目、いまをいきる【気仙沼市】


236日目、9月28日。

始めに

本日の記事は東日本大震災に関する内容が含まれます。記憶から忘れたいと思っている方はお控え頂いた方がいいかもしれません。

5時半起床

道の駅かわさき にて起床。いっぱい寝れたし絶好調です。身支度をしてから朝ごはんを求めてコンビニを探しながら出発です。

朝から猛烈な霧で視界不良!まぁ近くのコンビニで朝ごはんです。

安定の担々麺ね。今日は方角的では東に向かって海岸線を目指しています。ただいまの時間8時52分くらい!


道の駅むろねって所に到着です。
室根って漢字では書きます。根室のひっくり返ったバージョンです。

岩手県→宮城県

山を越えるとそこは宮城でした。

下り坂の途中に 給水ポイントがありました!


一口飲んだら冷たくて美味しい。

しかし、生水なのですべてを信用している訳でもないのです。お腹が痛くなったらどうしようとか心配になっちゃう気持ちもあるのも事実なんですよね-。そこで考案されたのがこの方法。

カルピス原液のビフィズス菌とわき水の中にいるかもしれない細菌がペットボトルの中で関ヶ原です。無論、味もよくなります。

気仙沼市

そして気仙沼市の市街に到着です。

ここはお分かり頂いている方が多いでしょうが、2011年3月11日に起こった東日本大震災で津波被害でよく報道されていた町です。

まだ道の脇ではショベルカーが作業をしていたり、砂利道の所もあったりしているっていうのが現状でした。

しかし、コンビニとか飲食店もあったり生活には困らないっていった感じを受けました。

あとは至るところで工事はしていて、土地を高くするために土を盛っています。

シャークミュージアム

気仙沼と言ったら、鮫の水揚げ量日本一らしいです。

っということでまずは『シャークミュージアム』に行ってみましょ-!

これはシャークミュージアムの裏にある建物なのですが、真ん中の青いラインまで津波が来たとのこと。

自分が立っている所なんか濁流が凄かったのかと思うと言い現せない感情になります。

シャークミュージアムは震災前は鮫だけの展示でしたが震災後は津波の資料館としての働きもあります。

3.11の被災した町の様子が動画でわかります。

津波で家や街を壊され、その後の海上火災の映像は何度みても鳥肌が立ってしまいます。


あまりにも悲惨すぎる現実ですね。当時もニュースで拝見していましたがリアルとは思えない現実を見ている気分で的を得ない感覚でした。

そんな気持ちを思い出させてくれる場所てしたね。

もちろん、名前の通り鮫ちゃんの展示もありますよ!

鮫っていっても映画『ジョーズ』のモチーフになった凶暴なホホジロザメやら、美ら海水族館などで有名なジンベイザメなど色んな鮫がいます。

ホホジロザメはアザラシとかかなりでかいものを食べますが、ジンベイザメはプランクトンなどを食べるかわいい子です。

食べるものによって歯の違いや食べ方の違い泳ぎ方の違いなど多種多様なところが見ていて面白かったかな!

ちなみに、ホホジロザメは神経質なため水族館ではなかなかお目にかかれないそうです。(海外の水族館が昔展示していたのと、美ら海でも展示しましたがわずか3日で死んでしまったそうです)

お昼は気仙沼のマグロです。

肉厚に切っていてくれて美味しかった!

お昼後は次の目的地を目指して進みます。

遠目でみて、たぶんあの建物かな-?って思ってパシャリ。

近づくとやっぱりこの建物でした。
ボロボロですからね。

東日本大震災遺構・伝承館

そうです、やって来たのは『東日本大震災遺構・伝承館』という所です。

ここはもとは『気仙沼向洋高校』が建っていたのですが、被災して後世に津波のおそろしさを残すために当時の状態のままに残してあります。

最初に被災時の動画を見てから実際の校舎の見学へと移ります。

<1フロア>

ご覧の通り、天井も落ちてしまっていたり、瓦礫が散乱しています。

<2フロア>
見学不可能です。

<3フロア>

かいだんの損傷はとくにないですかね。

1フロアにもありましたが3フロアの方が当時の学生さんが使っていたであろう参考書など散らばっていて突然壊された学生生活が伝わってきます。

あと3階なんですが、津波により運ばれてきて車もあります。

<4フロア>
津波は4階の高さまで来たそうで津波が来た所だけ錆びているロッカーです。

<屋上>

この高校では残っていた生徒は屋上に逃げたそうなので死亡者などは出ていないとのこと。

<屋外>

体育館は屋根が流された状態です。


スロープの金属がグニャリと曲がっていて波の力を伝えます。

その後は被災者さんの気持ちをまとめた動画をみました。

どの動画も胸を打つ感覚なのですが、

ある消防士さんの話が1番印象に残りました。津波により奥さまを失って土砂のなかで数日後に奥さまを見つけたそうです。

被災後はそこに毎日手を合わせに行っていましたが、復興ということで奥さまの発見された所が道路になるためお供えしていた花の上に土を被せられるのを見ているシーンがありました。

この時に、東日本大震災はテレビの中で起こったという感覚から今まさに立っている土地で起こったんだ、という事が痛感しました。

岩井崎

近くにある『岩井崎』という所にもいってみました。

ここは津波にも流されなかった松が竜の形に見えることから『竜の松』と言われております。


力強さのシンボルとして頑張って頂きたい!

海岸線沿いでは堤防を建設中です。

海が見えなくなるほどの高さです。

結局、自然と人間社会は分けないとだめなんですかね-。

道の駅林林館

今日の最終目的地を『道の駅林林館』に定めて気仙沼市を後にします。

途中で岩手県にまた戻っちゃいました。

すぐに宮城県に戻ったけども。

道の駅のお惣菜コーナーも半額になってて好機でした。あんま割引きする所ってないんですよね-。

今日のお夕飯!栗ご飯はいつ食べてもおいしいな。

今日の寝床はグレードが大幅に下がって床寝となります。

なんかこういうことしてると早く帰ってベッドで寝たいなぁっと思ってしまう。

ざっくりサイクルデータ

ざっくりゴールまで

あと580キロメートル人気ブログランキング

“岩手県5日目、いまをいきる【気仙沼市】” への2件の返信

  1. 珍しくまともな事を書いてみます
    神戸の地震を経験してるにも関わらず、未だに僕の中では「テレビの中で起こった事」なんだよね…
    貧困国での飢餓や、原油国での争い、等も…
    答えなんか見つかるはずもないんやけど、現地に赴き肌で体感し、色々思う事もあるでしょうが、僕らにはできることをする、しかないのでしょうな

    1. まこちゃんへ、
      テレビのなかで報道されている影像が現実とギャップが大きいほど実感はわかないよね-。
      被災者の方の気持ちまですべてわかってあげられないけど、わかろうと努力することは大事よね

みずき♂ へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)