和歌山2日目、鯨の街と旅人の集い


自転車旅、11日目。

昨晩は、『ザ・コーヴ』という映画を見て夜更かしをしてしまった。しかし、これは必要なことであると感じていた。

2009年にアカデミー賞受賞作品。今いるここ和歌山県太地町でのイルカ追い込み漁をテーマにしているドキュメンタリー映画である。

ネット上にあれこれと自分の意見を述べるつもりはないので割愛とします。

朝御飯はあらかじめ追加料金で払っていたので宿のご飯を食べることに。

軽快なジャズが流れ心地よい空間であった。パンについてはおかわり無料で、2枚食べた。

ほんとにコスパ最高な宿が、『小さな宿Nieche』です。

自分なりに捕鯨について考えたいために、『くじらの博物館』に行くことにする。

~太地町のくじらの博物館~

この博物館はイルカとくじらのショーやアルビノの白いバンドウイルカが飼育されていることが売りだと思います。

イルカのショーは他の大きな水族館に比べると見劣りしてしまう気もしますが、人が少なく見やすいという利点も。

(途中からどっかの国の団体客が来ましたが)

一番興味深かったのが、博物館の方で捕鯨の歴史などを知ることができてとてもよかった。

お昼は近くの売店で、クジラ丼を食べる。

~クジラ丼900円~

味としては、臭みが感じられ私としては好き好んで食べれない味であった。ネットで見ると刺身とかの方がいいとかいてあったので、そっちはまた違うかもしれません。

ライバル出現

今日目指すのは本州最南端の街、串本町。いつもと同じように42号線を進む。
橋杭岩という名勝があり、そこの道の駅で休もうかと着いたとき日本一周している自転車に会う。

~ライバルの自転車~

しかも、フランス人さんなのだ。

少し自転車を見ていたら乗り手らしい人が来たので話しかけてみる。日本語もかなり上手な方で東京から出発をしているとのことであった。近くに観光案内があり、「今日ハココニ泊マリマス」といって串本町を指す。「テントデ寝マス」といって寝るポーズをとる。

~橋杭岩~

お互いの旅の健闘を祈り別れる。走っている最中に悩んでいた。フランス人さんは異国の地で野宿をするのに自分は民宿でいいのか?っと

考えれば考えるほど闘志が湧いてきて今日は野宿をすることにする。そして、あの外人さんと同じところに泊まると決めた。困ったら助けてもらう!近くのスーパーでお弁当とお菓子を購入。

マップで確認して恐らく潮岬キャンプ場ではないかと推測し向かうことにする。だいぶ自然に還っている道を進み、到着。

~潮岬キャンプ場~

キャンプ場に泊まるのは初めてで管理人さんとかいるかと思い近くのそれっぽい建物に入り、聞いてみたところ管理人はいなく無料なのでどこでもテントを立ててくれとのことであった。その人はライダーハウスの亭主でありキャンプ場の説明をしてくれた。

「便利なキャンプ場やぞ-」

「あっちが水道、こっちがトイレ手前が男、奥が女ウォシュレットもあるで-」

「ここのキャンプ場は一年に一回焼くから虫がわかないんや」

などなど。

「住みやすい場所ですね-」っと返すと、

「3ヶ月テントを張ってる者もいる」といってテントを指差す。

完全にプロの何かである。おじさんに聞いてもわからないだろうが咄嗟に、

「何してるの人なんですか-?」っと聞くと、

「ここでは何でもしていいで!自由や!」と答えられて、

「・・わかりました!」といってテント場にいく。

キャンプ場には、先程のフランス人さんもいて、既に設営も終わっていた。

日記には書いていなかったが、昨日のすき家でもチャリダーと会っていてその人もいた。

キャンプ場はいつでも、いつまでもテントを張ってていいから気楽である。

今日は雨なので木の側がいいが先を越されていて、何もないところに設営。

~奥の緑のテントがフランス人さん、隣の青がすき家で会ったチャリダー~

ここのキャンプ場は日本本州最南端と言うこともあり、バイクで来ている人、チャリダーなどの旅人が集まっていた。

まずは、夕御飯にスーパーでのお弁当を食べる。

~表示金額から2割引!~

近くを散策中に電話が来たので話ながら歩いているとフランス人さんとすれ違う。向こうはお辞儀をして、こちらはグッドサインを出すという、とても絵になる光景であった。

~本州最南端到着!~

他のテントをみて、やはり自分のものは背が高いと感じた。中であぐらをかけるのですごく良かったと思う。今日のテント生活は困ったら近くに誰かいるという安心感があり少しは気持ちが楽である。

今日は雨も降り、冷えるそうなのでヒートテックを3枚着て寝ることにする。

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