試練の日、40日目。
7時起床
モーニング無料がある漫画喫茶だったのでフライドポテトを沢山食べてから出発。
丸亀市へ
丸亀市の『一鶴』というお店でお昼を食べようと思っていたので丸亀市に向けて走り出す。
五色台トンネルにて
途中から五色台トンネルの注意喚起の看板を目にするようになる。「歩幅が1メートルしかないので走行に注意をするように。」っといった内容であった。しかし、スマホで調べたところ歩道が確保されているという内容があったのでそのまま五色台トンネルの方に向かった。
実際に行ってみると看板が正しかった。
五色台トンネルは全長1.5キロ長く歩道も狭い割りに交通量が多い。また、ネットで調べているときに心霊スポットでもあることがわかった。今思えばここで引き返しておけば良かったのかも知れなかった。
トンネルまできてしまったのでこのまま進むことを決めた私は歩道をずっと歩いて進んでしまった。
地元の子なのか、このトンネルを自転車で走っていてすれ違った。
そして、トンネルを渡りきった。。
ここで安堵したのか、それとも霊障なのかわからないが坂道を下っているときに事件は起こった。
後輪がパンクをしたのである。
パンクした箇所は修理し辛い場所であったが無事終わった。
空気を入れて、完了であったが空気入れを無理やり入れてしまい、空気の逆流を防ぐ箇所(プランジャーと言うらしい)を曲げてしまい空気が入らなくなってしまった。
こうなってしまうと自分でどうすることもできない。プランジャーの修理はメーカーに託すしかなかった。
近くの自転車屋さんにも距離があり自転車を押していくのも難しかった。
なので、切り札を使った。旅に出る前に自転車保険というものに加入していたのだ。色々と保険会社さんがあるのだが、『au自転車保険』というものに入った。この保険内には医療費の負担は勿論のことロードサービスも入っているのが特徴である。ロードサービスとは、パンクなどのトラブルで走行不能になったときに無償でレッカーを呼べて近くの自転車屋さんまで運んでくれるサービスである。(車のJAFみたいなもの)
自分のプランでも1年で4,000円もしないのでオススメの保険である。
初めて活用したのだが、専用アプリがGPSと連動していてその情報をコールセンター送信するだけで良かった。情報送信後15分くらいでコールセンターから折り返しの連絡があり、1時間後くらいにはレッカー車が来てくれた。そして僕らはレッカーで運ばれた。
レッカー車にも乗れて50キロ以内の自転車屋さんを指定する。この時以前から気になっていた自転車屋さん『畑田サイクル』があったのでそこに行ってもらう。
20~30分の車移動であったが気さくな方で笑いながら楽しく時間を過ごせた。
自転車メンテナンス
そして、畑田サイクルに到着をする。レッカー屋さんが自転車を下ろしている時に、やけに喜んでいる声が聞こえてきていた。自分は助手席から色んなバックを外に放り出していたので自転車屋さんに入るのが遅れていた。
店内に入ると既にレッカー屋さんと自転車屋さんが和気あいあいと話をしていた。すごくフランクであったから驚いていたら、なんと2人は高校の同級生であった。お互いにLINEの交換の話や同窓会の有無の話とかで盛り上がっていた。
そして、本題。
私がこの畑田サイクルを選んだ理由としては、パンクしないタイヤの取り扱いがあるからである。普通タイヤの中にはゴム製のチューブがあってそこに空気を入れるものである。一方、パンクしないタイヤはチューブの中にゲルを入れる。そうすることで釘が刺さっても、パンクすることがなくなる。
しかし、デメリットもあり自転車自体が重くなるのでスピードが出にくくなったり乗り心地も少し悪くなるそう。
どんなものか気になっていたので話を伺いたかったのである。
気になっていたのは、長距離走行に適しているか聞きたかった。自転車屋さんの考えとしては、ゲルタイヤの取扱店は全国で47店舗くらいしかなくて万が一の時の修理もそこの店舗しか出来ないからリスクがデカイという事を教わり、普通のタイヤで頑張ることにした。なので、修理としては後輪とチューブとタイヤの交換となった。修理中もレッカー屋さんが一緒に話を聞いてて面白かった。
すぐに修理は終わり、最後には奥様も出られてきて見送られた。
グルメツアー
そして、当初の目的であった『一鶴』というお店に向かうのであった。
一鶴は丸亀市内にあるので車で来た道を自転車で戻る。そして立派な建物の一鶴に着いた。ここは知り合いに教えてもらった店でもあり、地元のレッカー屋さんや自転車屋さんも美味しいと言っていた。
骨付き鳥(若鳥)と、とりめしを頼んだ。
名古屋の手羽先も美味しかったがこちらは肉厚でジューシーですごく美味しかった。最後に自転車屋さんの奥様に教わった骨付き鳥の食べ終わったお皿の油をとりめしにかけるという方法で食べたのたがこちらも美味しい食べ方であった。
一鶴を出た後、まだ食べれる余裕があったのでうどん屋さんにもいく。
香川県のうどんを食べての総評はコシがあるっていうのはわかるのだが、丸亀製麺の明太子釜玉の味には負けてしまう。(これは丸亀製麺さんが凄いという事と、舌馬鹿野郎にはコシとか難しい違いはわかりにくいと言うことをお伝えしたいだけの文章です。)
予定よりだいぶ遅くなってしまったがキャンプ場に決めていた『一の宮公園キャンプ場』に向かう。
20~30キロ走り18時頃にキャンプ場についた。ここは市が管理しているそうで利用料が100円なのにコンビニやスーパーが近いことや海の眺めが綺麗であり、とてもいい場所であった。お金を払おうと管理棟に行くと、バイカーの人も受付をしていた。後にお世話になるキムラさんであった。
自分も受付を終えキャンプ場に向かうとキムラさんが待っていてくれた。軽くどこから来たかなどを話して暗くなる前にテントの設営をしてしまおうと言うことになった。
自分のキャンプ道具は少ないのでテントを張り終えたら丁度夕日が綺麗だったのでずっと眺めていた。
日が暮れてテントに戻り仮眠後スマホをいじっていると、「自転車の兄ちゃん一緒に飲みませんか?」っとキムラさんから言われる。
キムラさんのテントに行ってみるとわざわざ自分のためにビールやらワンカップ、スーパーのお惣菜などを買ってきてくれていた。
久々のお酒の席は2時間くらい続き賑やかに夜が更けていった。
一鶴の正しい食べ方羨ましいな!
ガッツリ好きにはたまらんな!