72日目。5月15日。
3時起床
眠いがバスの始発に乗らないとダメなので起きた。
宮之浦→屋久杉自然館へ(安房)
宿泊先の宮之浦からの始発の4時1分発の安房にある『屋久杉自然館』行きのバスに乗る。
屋久杉自然館→荒川登山口
屋久杉自然館に着くと人の多さに驚く。ここでまたバスを乗り換えて登山口へ向かう。
始発の5時くらいのバスには人が多くて乗れなくて2発目の5時20発のバスで荒川登山口へ。
バスがこんな道行って大丈夫?っと心配してしまう道を進む。
荒川登山口には6時前に着いた。港からだと登山口に行くだけで2時間かかったこととなる。
ここから試合スタートなのである。
トレッキングスタート
まず、すごく重要そうな看板の内容を頭にいれる。セーフティは保たないと怖すぎる。装備については昨日と同じで紐リュックと運動靴なのだが。
いざ!縄文杉へ
今回の道のりは片道11キロで、内訳は最初はトロッコ道が8キロ、その後トレッキングルートが3キロといった内容である。
最初のトロッコ道なんて簡単なもので白谷雲水峡をクリアしている私にとっては舗装された道を歩く感覚で歩ける。
しかし、今日も雨が降っていて視界も気分も最悪だった。
トレッキングルートだけでいうと白谷雲水峡の方が長いので縄文杉なんて道のりが長いだけだろっと甘く見ていた。。
トロッコぉ!!!
なんていう道を作ってんだこれ!高所恐怖症殺しの橋を渡ると、
高所恐怖症殺しの橋がまた続く。この1発アウトなレインボーロードを歩き続ける。
怖くて橋から下を覗く写真が撮れなかった。多分撮ろうとしたらその場で動けなくなっていたと思う。
それでもやはり70日間もアウトドア生活をしている強者として、休憩しているツアー客・ガイドの説明を聞いているツアー客をごぼう抜きにしていった。
トロッコ道が終わると山小屋がありトイレ休憩ができる。
トイレも自然に優しく、人間に厳しい構造になっている。
トイレ休憩後、リュックからタオルを出そうとしてリュックを開けると、あらビックリ。
リュックから水が溢れていた。スマホの予備バッテリーは、なぜかわからないが充電中のランプがついていて、お昼用に持ってきたおにぎりも水没していた(悲)。
慌ててビニールに全部をいれたがすべて手遅れであった。最悪な気分のなかトレッキングを始めるのであった。
トレッキングスタート
※土砂崩れの写真ではなくてトレッキングコースです。
滑り止め付きの軍手を持っていて良かった。何回も足が滑るので手で枝を掴んだり、四本足歩行になりながら進むことができた。
大体ツアーで参加している人達が多く1人で登っている人は全体の1割もいなかったと思う。孤独と雨に耐えて耐えて進む。
そして、『ウィルソン株』にたどり着く。
これは、大きい切り株なのだが中に人が入れるほど大きい。そして、空洞から上を見るとハート型に空が見えるので有名になっている。
雨で全身濡れているのにテンションが上がるわけもなく、淡々と登り始める。
トレッキング中、向かいからガイドツアーの集団が来てガイドの人が話しかけてきてくれた。
『何分着のバスで登ってますか?』
『5時20分に登山口についた奴です。』
『それはいいペースだ!5時20分組のトップかもしれません。抜かれされないでしょ?今始発組のトップたちが縄文杉に着いている頃です。』
『まじか!確かに抜かされてはないです。』
鍛え抜かれた下半身が成せる業であった。トップランナーとしての自覚が芽生え、その後は水を得た魚の様に泥水で満ち満ちた道を進んでいった。
縄文杉が見つかる前までは最大だと思われていた屋久杉の『大王杉』。
枝が融合している『夫婦杉』などを後にする。
そして、『縄文杉』へ。推定樹齢2000年以上の大木である。
縄文杉を守るために間近には行けなくてこの距離で拝めることになります。なので、イマイチサイズ感がわかりませんが、まぁデカイ!
昔は木の下まで行けて残念ですが、木を守ることの方が大事。
帰路については普通に迷うことなく帰れた。
そして、荒川登山口に着いたのは出発から8時間経過していた14時であった。往復時間は10時間とどのパンフレットにも書いてあったので、2時間短縮することが出来て自己ベストを更新したアスリートの気持ちに浸っていた。
15時にならないと迎えのバスが来ないので、おにぎりを食べた。絞ったら水が出てきそうなおにぎりであった。
屋久杉自然館へ
行きと同じバスに乗り屋久杉自然館へ戻る。ここは屋久杉の勉強も出来る用になっているので立ち寄った。我ながらすごい体力である。
印象に残ったところは、着生であった。大きな木の上に、木や草が育つ事である。紀元杉という木のイラストなのだが、杉にツツジやシャクナゲといった植物が根を張り共存をしていた。
大きい屋久杉が1本立っているなかに様々な動植物と共生していると思うと感動するものがあった。
縄文杉を見に行くときは屋久杉自然館も一緒に行って欲しいと感じた。
宿へ
屋久杉自然館から宮之浦へバスで帰り眠るのであった。水没した予備バッテリーは2度と使えることはなかった。
また、スマホも心配になり動作チェックをしたら、しっかりとマイクが壊れていて通話ができなくなった。(悲)
しばらくアップしてなかったから、縄文杉の番人になったのかと思ったぞf^_^;
アップしたって事は、スマホは直ったのかな???
スマホのマイクは壊れたままだよ!
しばらくアップしてなかったから、縄文杉の番人になったのかと思ったぞf^_^;
スマホの復活祈るぞよ(^^)