はじめに
千葉は最近台風15号で被害を受け、先日の19号でも影響を受けてしまいましたね。
折角近くまで通るんだしニートで暇なんだから復興のボランティアにでも参加するか!っていう漠然とした思い付きから今回の話に繋がります。
ボランティアします。
前日の10月15日。お夕飯のサイゼリアでボランティアについて調べていた。
ニュースとかでボランティアの方々による支援が云々とかって報道されているのを聞きますが実際どうやったらいいかわかっていなかった。
取り敢えずGoogleで『千葉 ボランティア』とかで検索をしてこんなページに飛んだ。
そこで千葉の各市町村でのボランティア募集事項を見つけた!
場所によっては県内のみに限った募集であったり、あとは屋根の仮設養生できる方を募集している所が多いのかな?っといった感じかな。
まぁ15号の被災は1か月も前なので瓦礫とかの撤去とかは落ち着いているのかな-っという印象を受けた。
各市町村の募集要項をみていて、自分が屋根に登ったら動けなくなって逆に人手が必要になるだろうな。っと思っていた。
そんな中、富津市【ふっつし】のページをみて見る。
活動内容…家財、瓦礫の片付け。。
うん!これであれば大丈夫そう!しかも富津市って場所も割りと近いし御縁を感じた。
なんか事前登録が必要らしくて連絡フォームから記入する必要がある。
個人情報とか参加する日、あと緊急連絡先とかを記入。初めて知ったのですがボランティア保険に入ることが義務づけられていた。
自治体によっては違うかもしれないけど富津市では恐らく必ず入らないとダメだと思う。
内容はボランティア中での怪我や物損などを担保してくれる。
気になる保険料は、、
安い!今回の富津市のボランティアの場合は天災タイプらしいので天災Aタイプで契約をした。
Webだけで契約できるんですが、クレジット決済しかないのでカードがないとNGとなります。
保険にも入ったし連絡フォームで明日のボランティアに参加することも送ったしこれで予定がたったと思った。
1つ問題を忘れていて、前日に泊まる漫画喫茶からボランティアセンターまで50キロ離れていることを除いて完璧であった……。
5時半起床
254日目、10月17日。漫画喫茶、快活クラブにて起床。この店舗には無料モーニングがなくて面食らった。
まぁ無料シャワーがあるからトントンかな。朝シャワーを浴びて完璧になり朝7時出発です。
富津市へ
ボランティアの予約をした富津市までは50キロ。受付が11:30までなのでなんとしても間に合わせないとダメだった。
テキトーに走り出してから朝兼昼ご飯。
メガ盛りはぺろりといけますね!
ギリギリ時間にも間に合いそうだから最後に飲み物を買っておこうとセブンを探す。
アプリではここら辺なんだけどな-って探すんですけど見当たらない。
なんだ!看板がなくなってるのか!
ここの御自宅は屋根にダメージ。所々に屋根にブルーシートが貼られている御自宅が多かったです。
ビニールハウスもすごい形となっています。
富津市役所
11時に到着です。ぎりです。ちなみにボランティアは9時からやっていますよ!
この富津市役所に災害ボランティア本部があります。
市役所に入るとこんな感じ。
まずは受付をしてエントリーです。
そしてマッチング係の人のところに行って被災した方の募集内容を考慮してどこの御自宅に行くか相談となります。
※ホワイトボードに地区や作業内容、現在何人で対応しているかなどの情報が統率されています。
ボランティア案件①
そのマッチング室に自分と同じくらいのタイミングにきた人がいてその人とペアで最初の現場に行くこととなった。
ペアの人は女性でサバサバした印象をうける方であった。自分より歳上でパパパッと行動しちゃうタイプに思えた。
男が自分だけなのでリーダーになった。まぁそこまで心配してはいなかった。
最初の案件内容は『畳3枚の撤去』であった。そのため市役所の人から車のハイエースを渡されて頼んだよ!って感じで見送くられた。
デカイ…(´・c_・`)
サバじょ(サバサバした女性だから)さんから運転をお願いできないかと言われた。
このサイズ大丈夫なのかな……。自転車で来た道を思い返すとそこまで交通量もおおいもんじゃないし、自転車に乗る前は車をブイブイ走らせて訳ですので。
ここはリーダーに任せろと言わんばかりに運転手となった。
支度をしていると丁度またエントリーをした人がいるらしくてみずきチームに入ることになったらしい。
追加で来た人も女性で自分よりも年下だなっていうのはわかった。
ボランティアなのにマニキュアとかもしていて、なんか長靴とかもお洒落に決めていた。っということでお洒落ちゃんと今、銘々した!
っということで3名になったチームで任務の遂行に行ってきます!
このハイエースというデカブツを動かそうとサイドブレーキを探すんですけど、ないんですよ!これが
昔ブイブイ言わせていた自分なので足でフン!!って踏むタイプとか。
左手でガチャって上にレバーをあげるタイプとかさすがに知っています。
しかし、上記の奴じゃないんですよね-。
借りているハイエースのサイドブレーキはここ!
ステッキ式って言われているタイプらしい。
この杖の取っ手みたいな部分を引っ張ってサイドブレーキをかける。外すときはステッキの後ろにあるボタンを押しながらステッキを押すらしいのですがそれができない。
助手席にはサバじょさんが座っていてこのタイプを知っているそうなので代わりに横からやってもらった。
ドキドキのドライブスタート!
I’m O.K. I’m O.K.と心で念じながら進む。怖くて50キロ出すことはしばらくは出来なかった。
それでも昔の感覚が蘇るので少しずつ平常心になってきて社内で会話も出来るようになる。
定番のどこから来たんですかトークが始まり、サバじょさんもお洒落ちゃんも千葉県民の方であった。
自分は自転車で旅行中とかあんま言いふらすものでもないと考えてるので、『静岡からです-。』って答えるんですけど県内のボランティアより県外の方が少ないらしくてどうやって来たのか?とか聞かれちゃうから言うしかあるまい。
そんな話をしていて体感20分で案件の御自宅に着いた。慣れない運転をしたので精神的に疲れていたがここからが試合開始である。
まずは住んでいるおばあちゃんとおじさんからヒアリング。台風15号の時に付近の家の瓦が風で飛んで屋根が壊れ雨漏り。そして畳が濡れてカビて撤去してほしいといった事であった。
運転ではあたふたしてしまったのでここで頑張っておこうとまぁそこそこ頑張れた。雨で濡れた畳は重いけど二人いれば楽勝であった。
作業自体は10分くらいで終わったと思う。おばあちゃんから飲み物やエスカップをもらった。
楽勝 !っと思ってハイエースに乗りサイドブレーキを降ろそうとする。
しかし、下がる気配がなく力強くで引っ張ったり、押したり、ひねったり、色々したがびくともしないよ。サバじょさんに見てもらったが固くてどうにも動かなくなってしまっていた。
車内ではこいつやっちまったなぁ!っていう空気が満たされている風に感じて怖かった。
どうしようもないのでサバじょさんが本部に連絡して車に詳しい人が来てもらうこととなった。
その待っている間にサバじょさんが再度いじっていたら突然直ったらしい。
本当に泣きたいくらい微妙な空気であった。
市役所に戻り、回収した畳をゴミ置き場において案件はクローズです。
取り敢えずハイエースのサイドブレーキはすべてリコールに出してフルチェンジしろ!って思った次第だった。
すごーーーっく長く感じましたが2時間半くらいしか経っていなかった。
ボランティア案件②
畳撤去作戦が終わって本部のマッチング係の人と話をしていて次の案件をどれにするか決める。
『タンス3つの撤去』か『壊れた小屋の撤去、片付け』の案件が残っていたが女性が多いチームなので『壊れた小屋の撤去、片付け』案件につくこととなった。
しかしトラックとか出払っていたのでどのくらいの量を積めばいいかなど調べる偵察隊になった。
ハイエースはもうやめてくれということを言って軽自動車にしてもらって出発です。
なのですが、サバじょさんが見当たらなく帰ったかもしれないということでお洒落ちゃんと2人で行くこととなった。
車内でテキトーに会話をしていてら大学生であることがわかった。女子大生とふたりか、、これはこれでときめく構図になってんな!
そんな事を思いつつ現場に着く。
こちらも台風15号で車庫が壊れてトタンと木材片を撤去してほしいとのことであった。
トラックとかで来ていないので下見だけしていた。本部に連絡してトラックと人が余っていないか確認したところ、2トントラックと1名来てくれることとなった。
それで3人で撤収作業をこなした。
こちらの家でも最後にペットボトルのお茶をもらったりした。
それで本部に戻り報告書を書いて終わりとなります。
時間も16時くらいになっていたので今日の作業はここで終わりとなります。
お夕飯はがっつりラーメンとご飯!
少し走った場所にある漫画喫茶にて休みます。
肉体的にはそれほど疲れませんでしたが気疲れが凄かったです。
ほんとサイドブレーキが動かないときのことを思い出すと疲れが蘇りますね。。
ざっくりサイクルデータ
ざっくりゴールまで
あと220キロ
お疲れ様です。さすがチームリーダーに慣れてますな!いい出逢いがありますよーに(祈り)
今回のは本当に消去法の結果こうなっただけだからね-
挙げ句ボランティアに参加して車ぶっ壊して終わりそうになったし